小規模システム開発事例(2)

ネットショップ商品/在庫管理システム

システム概要

生活雑貨の小売企業向けに開発された、商品情報および在庫数を管理するためのシステムです。構築当初より楽天市場等のネットショッピングモールとの連携を前提に設計されており、システム内に登録された商品を自動でアップロードし、在庫数の変動もリアルタイムに反映します。

もともとは一切こうしたシステムやネットショップを持っていなかった状態で、後発ながらネットショップで利益を創造するためにご提案したものがこの独自システムでした。取り寄せ商品も高度に統合されており、在庫商品と非在庫商品を一元管理できるようになっています。リスクを抑えながらの積極的な販売拡大が図れる体制を実現しています。

主な機能

商品管理

システム内の商品マスタを追加、編集、削除するための機能です。細かい商品情報を設定でき、また、その商品に紐づくカラーバリエーション等の在庫数もあわせて登録することができます。楽天市場やその他モールにあわせた情報も管理できるようになっており、モールごとの情報の出し分けや、各制限や指定をクリアできるようになっています。

CSVインポート/ダウンロード

商品情報を一括で更新したい場合など、画面で1件1件操作するよりも効率的に更新できるようにCSVインポート機能が用意されています。また、その一括更新のために必要なCSVを出力できるCSVダウンロード機能もあわせて用意されています。

仕入元管理

商品管理の際に使用する仕入元のマスタ情報を管理できる機能です。仕入元の名称といった基本情報はもちろん、その仕入元の商品共通で差し込む説明文や、販売価格に乗じる割引率などを設定することができます。個別商品側で設定がない場合は仕入元設定が有効になり、個別商品側で設定値を持っている場合には個別商品側の設定値が優先されるかたちになっており、細かい制御と全体設定の効率化の両方を実現しています。

カテゴリ管理

商品が属するカテゴリのマスタ情報を管理できる機能です。大分類、中分類、小分類といった具合に、複数の階層で管理できるようになっており、そのそれぞれがモール側のどのカテゴリに対応するのかもあわせて登録することができます。カテゴリ共通で差し込む説明文やキーワードも設定することができ、モール検索機能での表示順位改善や、商品説明の充実を省力化することができます。

受注管理

在庫数を正確に増減するために、ネットショッピングモール側からの受注を取り込み管理する機能です。基本的には受注内容が取り込まれた時点で在庫数が減じられますが、想定外の事態で取り込み処理が失敗してしまった場合に再取り込みが容易にできるように対策されています。また、受注を出荷するために必要なピッキングリストや、受注により減った在庫を補充するための発注票も出力できるようになっており、受注を起点とした周辺業務の効率化も図られています。

各種定期処理

在庫数や商品情報を正確に保つため、また、ネットショッピングモール側との商品情報や在庫情報を連携するため、様々な定期処理がシステム内部で動いています。受注による増減や入荷、手動調整により変更された在庫数をモール側に反映する処理、新しく追加された商品をモール側に登録する処理、更新された商品画像をアップロードする処理等、あげだすときりがありません。それぞれの定期処理が適切な実行間隔で実行され、システム内の情報およびその連携先の情報を、正確なものに保っています。


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